感動の出産を終えると、たくさんの人からおめでとう!の言葉とたくさんの出産祝いをもらいます。出産とはとても嬉しいもので、その感謝の気持ちも込めたお返しも重要です。お返しをお渡しする時期は一ヵ月検診も終わる頃がベストだと言われます。
ところで、出産内祝いとはどのようなものなのでしょうか。意外と知っているようで知らない方も多いのではないでしょうか。今回はその由来を探ってみたいと思います。
そもそも出産内祝いって何?
出産内祝いとは、赤ちゃん誕生の喜びのおすわけをするものです。
昔からの習わしの一つで親しい人や身内の間で喜びや幸せわかちあい、家に招くことやお披露目をして宴席を設け、慶びをものに託し配ったものだと言われています。
産まれたばかりの赤ちゃんを親戚で囲み、祖父母が初孫をだっこしている姿はとても素敵なものです。家族が周りでにこにこしている風景が目に浮かぶようですね。
出産の内祝いの意味が知りたい!
内祝いの内とは、家の事。つまり、家のお祝い行事のことをいいます。
赤ちゃんの誕生というお祝い行事を、親戚や知人へ慶びのおすわけをし、わかちあうために、宴席をもうけたとされています。それが内祝い、出産内祝いの基になったと言われています。
今は、出産祝いのお返しの意味として使われ、出産内祝いとは品を贈るという意味になっています。
昔映画で見たシーンに、自宅で結婚式(披露宴)をしているものがありました。当時は、その意味がわからなかったのですが、それこそ家(うち)の祝いの結婚の披露宴だったのですね。
出産内祝いのお返しの時期はいつがいいの?
さて、そんな出産内祝いのお返しはいつ頃が良いのでしょうか。一般的には生後一カ月、お宮参りの頃が贈る目安とされていました。ぐんぐんと育つ赤ちゃんの成長がわかる一ヵ月検診の頃が目安です。
ただし現代では、生後二カ月以内と時代の移り変わりとともに少し変わっているようです。一般的にはお祝いを頂いて1~2ヵ月以内が多いとされます。
筆者は、内祝いのギフトに携わる仕事をしておりますが、誕生日から三ヶ月以上たってからギフトを贈る方も多い傾向にあります。出産のお礼といってもご家庭ごとにそれぞれのご事情がありますので、現代はお返しの時期も一概には言えないようです。
出産内祝いのお返しの金額・相場が知りたい!
出産のお返しは目安が決まっています。
親戚や目上の方、お祝いで頂いたものが高額の場合、頂いた金額の三分の一程度と言われています。その他、知人、友達には、半返しが基本のようですね。
具体的にいうと1万頂いたら3000円~5000円ぐらいが相場のようです。
また、会社の部署や仲間のクラブなどから頂いた場合は、プチギフトなどでお返しをする方も多いようです。但し、お返しの慣習は地域や住まいによっても違うようですので事前に確認するようにしてくださいね。
喜ばれるお返しの品はどんなもの?
お子様のお披露目ですから、お子様のお名前、誕生日、出生体重などが記載されたギフトが良いと思います。名入れギフトはたくさんあり迷ってしまいますね。世代を問わず誰にでも喜ばれるもの、頂いて残らないものをお渡しするのがマナーです。
サプライズな体重米とは?
でも何をあげればいいのかわからない…。そんな人におすすめしたい出産内祝いがあります。出生体重と同じ「体重米」はいかがでしょうか。
だっこ米、赤ちゃん米、ウエイトライスなどいろいろな名がありますが、赤ちゃんの体重をまるまる実感できるギフトとして人気があります。
お米は誰がもらっても嬉しいギフトの一つですよね。また一生の一度の記念として、赤ちゃんの成長を実感できるお返しですので、何だか幸せのおすそ分けをしてもらうような温かい気持ちになりますね。
あとがき
出産内祝いとは内とは家の事、家のお祝いのこと。お祝い事があると親戚、知人を招いて披露する宴席を設け、幸せを分かち合う、昔からこうして人は喜びをともに分かち合い暮らしてきました。
筆者も何か喜びがあったら人を招いて内祝いをしたいなと思いました。そうそう最近うちの小さな幸せ。かわいい子猫が一緒に暮らし始めましたので、お呼びしても良いかな。内祝い、先人達の言葉の深い意味を知った有意義な時間でした。